漫画家まどの一哉ブログ
「マクベス」 シェイクスピア
読書
「マクベス」
シェイクスピア 作
手持ちのものを再読してみたがおもしろかった。
比較的短い作品なのか、思ったより簡単にできている。3人の魔女の予言にそそのかされて、妻と協力して密かに王を殺害。自分がその地位に取って代わるわけだが、その後皆の信頼を集めて王政をほしいままにするのかと思いきや、あっというまに殺人がバレて転落してしまう。この展開が早い。典型的な起承転結だがその配分がちょうどよい。
「マクベス」
シェイクスピア 作
手持ちのものを再読してみたがおもしろかった。
比較的短い作品なのか、思ったより簡単にできている。3人の魔女の予言にそそのかされて、妻と協力して密かに王を殺害。自分がその地位に取って代わるわけだが、その後皆の信頼を集めて王政をほしいままにするのかと思いきや、あっというまに殺人がバレて転落してしまう。この展開が早い。典型的な起承転結だがその配分がちょうどよい。
怪しまれる原因となった亡霊の幻視や手に付いた血の錯覚などは、その後の小説や漫画などに何度も流用されているが、そもそもこの作品が鏑矢か。と思ったがそうでもなく、セネカその他いろいろな下敷きがあるらしい。
「女の腹から生まれた者には殺されない」という謎の予言でひっぱって行くのも、効果的な一工夫だと感じた。
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