漫画家まどの一哉ブログ
「王様の花嫁」
読書(mixi過去日記より)
「王様の花嫁」
ホフマン作
海外古典幻想文学の重鎮、というかボクの大好きなE・T・A ホフマンは数編のファンタジーを書いているが、そのうちのひとつがこれ。
ホフマンの書いたファンタジーと言えば、バレエ「くるみ割り人形」として有名な「くるみ割り人形と鼠の王様」があるが、これも同様に奇妙奇天烈なお話。野菜の栽培に熱心な主人公の娘は、ある日畑で抜いた人参に嵌まった指輪を拾うが、それは野菜の精(妖怪)からの婚約指輪だった。占星術に凝った父親の進めもあって、娘は人参の王様に嫁入りしようとするが、野菜の豪華宮殿と思わされていたものは実は…云々といったストーリー。でもこの設定どこかで聞いたような気がするのは、やはり絵本や児童文学に翻案されているのでしょう。
ちなみに「くるみ割り人形」の方は子どもの頃、少年少女世界名作文学全集で読んで、なんとも不気味な印象を持ったが、齢長じて大人用を読んでみても、その印象は変わらなかった。
ちなみにホフマンの他の著作はファンタジーではなく、頭をくらくらさせる真性幻想文学であります。
「王様の花嫁」
ホフマン作
海外古典幻想文学の重鎮、というかボクの大好きなE・T・A ホフマンは数編のファンタジーを書いているが、そのうちのひとつがこれ。
ホフマンの書いたファンタジーと言えば、バレエ「くるみ割り人形」として有名な「くるみ割り人形と鼠の王様」があるが、これも同様に奇妙奇天烈なお話。野菜の栽培に熱心な主人公の娘は、ある日畑で抜いた人参に嵌まった指輪を拾うが、それは野菜の精(妖怪)からの婚約指輪だった。占星術に凝った父親の進めもあって、娘は人参の王様に嫁入りしようとするが、野菜の豪華宮殿と思わされていたものは実は…云々といったストーリー。でもこの設定どこかで聞いたような気がするのは、やはり絵本や児童文学に翻案されているのでしょう。
ちなみに「くるみ割り人形」の方は子どもの頃、少年少女世界名作文学全集で読んで、なんとも不気味な印象を持ったが、齢長じて大人用を読んでみても、その印象は変わらなかった。
ちなみにホフマンの他の著作はファンタジーではなく、頭をくらくらさせる真性幻想文学であります。
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