漫画家まどの一哉ブログ
「自転車泥棒」
映画(mixi過去日記より)
「自転車泥棒」
ヴィットリオ・デ・シーカ監督 1948年
やっと手にした仕事に使う、大切な自転車。それを盗まれてしまい、幼い息子とともに必死で探すのだが、貧乏人と失業者やヤクザばかりの街で、自転車一台を探すのは全くままならない。ついに自分も他人の自転車に手をかけようとするが…。
前から一度観てみたかったけど、観てよかった。
主人公の奥さんがインチキ臭い占い師にハマっているところなど、ボク好みの設定。特別な感動や涙は感じないが、生活のリアルがそのまま頭に入ってきて、馴染みやすいよ。いつの時代、どこの国でもある話で、困惑する父親を間近に見てこどもは育つもんかなあ。つげ義春の親子モノを思い出した。
個人的には、貧しい人々をそのまま描くことや、波瀾万丈でない日常的な話をリアリズムと呼ぶのは違和感がある。どんな空想的なストーリーでも、また貴族や金持ちの世界を描いても、リアリズムは必要だし、そこで説得力ないとしらけるから。
でも、映画や他の分野でも、貧しい労働者の世界を描くと、リアリズムと言われてきた歴史があるから、納得することにします。今、プロレタリア文学読んでるし。
「自転車泥棒」
ヴィットリオ・デ・シーカ監督 1948年
やっと手にした仕事に使う、大切な自転車。それを盗まれてしまい、幼い息子とともに必死で探すのだが、貧乏人と失業者やヤクザばかりの街で、自転車一台を探すのは全くままならない。ついに自分も他人の自転車に手をかけようとするが…。
前から一度観てみたかったけど、観てよかった。
主人公の奥さんがインチキ臭い占い師にハマっているところなど、ボク好みの設定。特別な感動や涙は感じないが、生活のリアルがそのまま頭に入ってきて、馴染みやすいよ。いつの時代、どこの国でもある話で、困惑する父親を間近に見てこどもは育つもんかなあ。つげ義春の親子モノを思い出した。
個人的には、貧しい人々をそのまま描くことや、波瀾万丈でない日常的な話をリアリズムと呼ぶのは違和感がある。どんな空想的なストーリーでも、また貴族や金持ちの世界を描いても、リアリズムは必要だし、そこで説得力ないとしらけるから。
でも、映画や他の分野でも、貧しい労働者の世界を描くと、リアリズムと言われてきた歴史があるから、納得することにします。今、プロレタリア文学読んでるし。
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