漫画家まどの一哉ブログ
「人間の条件」
読書mixi過去日記より
「人間の条件」
アンドレ・マルロー 作
1926年、中国共産党は蒋介石率いる国民党と、国共合作の革命政府による北伐を展開していた。しかし翌年4月、上海において蒋介石は共産党に対する武力弾圧を開始。弾圧の中で懸命に党を守ろうとする中国共産党員、清・ジゾール(日中混血児)、爆弾を抱えて独り蒋介石を狙うテロリスト陳(チェン)、ロシア人カトフ、流浪のベルギー人エンメルリック。4人の若き共産党員を中心に、フランス人財閥、零落中国人商人、秘密警察長官までを交えて、争乱下に生きる人間の苦闘と敗北までを描く名作。
物語は起伏を孕み、過激な事態が連続するが、一貫して抑制された筆致で人物の内面が描写される。
かつては新潮文庫などでも普通にあったが、近年はめったに新刊で見ない世界名作文学。今回ボクの読んだのは、1962年発行の新潮社世界文學全集で、なんと10年以上前に要町の路上に、新品同様のものが捨てられていた中から、数冊拾ってきたのだった。
「人間の条件」
アンドレ・マルロー 作
1926年、中国共産党は蒋介石率いる国民党と、国共合作の革命政府による北伐を展開していた。しかし翌年4月、上海において蒋介石は共産党に対する武力弾圧を開始。弾圧の中で懸命に党を守ろうとする中国共産党員、清・ジゾール(日中混血児)、爆弾を抱えて独り蒋介石を狙うテロリスト陳(チェン)、ロシア人カトフ、流浪のベルギー人エンメルリック。4人の若き共産党員を中心に、フランス人財閥、零落中国人商人、秘密警察長官までを交えて、争乱下に生きる人間の苦闘と敗北までを描く名作。
物語は起伏を孕み、過激な事態が連続するが、一貫して抑制された筆致で人物の内面が描写される。
かつては新潮文庫などでも普通にあったが、近年はめったに新刊で見ない世界名作文学。今回ボクの読んだのは、1962年発行の新潮社世界文學全集で、なんと10年以上前に要町の路上に、新品同様のものが捨てられていた中から、数冊拾ってきたのだった。
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