漫画家まどの一哉ブログ
「アックス79号」
巻頭特集、近藤聡乃さんへのインタビューを見よ。大学での実績を糧として文化庁の奨学金を受け、ニューヨークに留学し成果を出す。もちろんアニメばかりでなくその核として漫画がある。漫画学部が盛んな昨今、これぞ今日本でもっとも有効に使われたアニメ教育ではないか。専門学校や大学での漫画教育というものに、自分は正直かなり疑問を持っているが、結局のところ全ては近藤さんのように本人の才能あってこそのものであり、それ以外のなにものでもない。
その近藤さんにインタビューしている中野シズカさんの連載「モリミテ」が始まって、自分は驚いた。いつもにも増して細密なトーンによる描写の連続。これで連載とは!このトーンは、いわゆる中間色という役割じゃないよ。役割としてはカラーなんですよね、モノクロだけど。
その中野シズカさんとオカダシゲヒロさんと藤宮史さんという「三大時間かかりそう漫画家」は、実はけっこう仕事早いんじゃないか?みんな自家薬籠中のワザだし。
あらいあきさんの「ヒネヤ2の8」を読んでいて、おなじみの人物がいつもの町でうろうろしているこの感じ。なんかどこかで知っていると気になっていたが、ひょっとしたら滝田ゆうかもしれない。
川崎タカオさんの「待ちぼうけ紳士」が壮大なドラマとして終わった。連作中いつのまにやらボケ役が紳士本人じゃなくなっていたが、同じパターンで落とすという設定の難しさを感じるよね。
オカダシゲヒロさんの「半熟キッズ」もラストへ向かって大きく動いているが、この漫画もハダカで登場している時点で出オチであり、そこからその後を描いていく漫画だから大変だ。
藤枝さんはやっぱり元気でおもしろいわ。いちばん元気。
具井さんはいつも期待しています。元気が無くていい。
●ボクは「宇宙恐るるに足らず」というSFを(SFなわけないだろ!)巻頭近くに掲載してもらっております。自分でも気に入っている作品です。ぜひお楽しみください。
その近藤さんにインタビューしている中野シズカさんの連載「モリミテ」が始まって、自分は驚いた。いつもにも増して細密なトーンによる描写の連続。これで連載とは!このトーンは、いわゆる中間色という役割じゃないよ。役割としてはカラーなんですよね、モノクロだけど。
その中野シズカさんとオカダシゲヒロさんと藤宮史さんという「三大時間かかりそう漫画家」は、実はけっこう仕事早いんじゃないか?みんな自家薬籠中のワザだし。
あらいあきさんの「ヒネヤ2の8」を読んでいて、おなじみの人物がいつもの町でうろうろしているこの感じ。なんかどこかで知っていると気になっていたが、ひょっとしたら滝田ゆうかもしれない。
川崎タカオさんの「待ちぼうけ紳士」が壮大なドラマとして終わった。連作中いつのまにやらボケ役が紳士本人じゃなくなっていたが、同じパターンで落とすという設定の難しさを感じるよね。
オカダシゲヒロさんの「半熟キッズ」もラストへ向かって大きく動いているが、この漫画もハダカで登場している時点で出オチであり、そこからその後を描いていく漫画だから大変だ。
藤枝さんはやっぱり元気でおもしろいわ。いちばん元気。
具井さんはいつも期待しています。元気が無くていい。
●ボクは「宇宙恐るるに足らず」というSFを(SFなわけないだろ!)巻頭近くに掲載してもらっております。自分でも気に入っている作品です。ぜひお楽しみください。
PR