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漫画家まどの一哉ブログ

   
「夢屑」
読書
「夢屑」
島尾敏雄
 作

島尾敏雄という作家は何作か読んでいるのだけれど、ものすごく面白いわけでもないのは文体のせいかな?なにか普通の報告文みたいな飾り気のなさがあって、けれん味まではいらないがもっと詩魂のようなものがほしいな。これは好みだけど。
それでもつげ義春と近しい人だけあって、夢を題材にしたものは面白く読める。内田百閒の作品が怪奇幻想を夢のテイストにのせて切れ味良く仕上げているのと違って、これはまさに夢そのままで加工が少ない。偽りなしの夢そのままなのかもしれない。ただ三人称で書かれているので、夢の中なのに三人称とは妙な気がした。
夢の話なのでやはり理不尽なことや納得できないことに振り回される。電車に乗りはぐれる、部屋の中に他人が入ってくるなどは自分もよく夢で体験するが、光のカタマリが高速度で往来をびゅんびゅん行き過ぎるのは面白かった。

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