漫画家まどの一哉ブログ
「空飛ぶ円盤」 C.G.ユング
読書
「空飛ぶ円盤」 C.G.ユング 著
冷戦下いよいよ第3次世界大戦および核戦争による人類の破滅かという状況で、無意識に抱いている危機感がU.F.Oを幻視させたのではないか?という論考(違うか)。
ユングについては全くの素人で、さすがに元型や集合無意識についてはどこからか聞いたことはあるものの、おそらく間違って覚えている。
無意識が個人的なものに限られている限りは理解しやすい。また人間が見失っている動物的本能、または魂の叫びからの働きと考えて、危機感が幻視を誘うというのはなんとなく解る。ただここで基本となっているのは元型という概念だから、元型いずこにありや?という部分を深く理解していないと茫漠とした話になってしまう。集合無意識というものをぼんやりと聞きかじってしまっているので、ここでいう無意識は集合無意識のことかな?と思うとますます理解が遠のいて、ふわふわとさまよってしまう。
ところでユングがこの論考を執筆中にも、つぎつぎとU.F.O体験は報告され、まさに論旨を裏付けるものもあれば、幻視とは全く別にレーダーにも写真にも捕らえられてゆくが、当然それらは心理学とは一線を画するものとされる。それはそれとして考えて元型に基づく幻視体験はあるものだということである。
「空飛ぶ円盤」 C.G.ユング 著
冷戦下いよいよ第3次世界大戦および核戦争による人類の破滅かという状況で、無意識に抱いている危機感がU.F.Oを幻視させたのではないか?という論考(違うか)。
ユングについては全くの素人で、さすがに元型や集合無意識についてはどこからか聞いたことはあるものの、おそらく間違って覚えている。
無意識が個人的なものに限られている限りは理解しやすい。また人間が見失っている動物的本能、または魂の叫びからの働きと考えて、危機感が幻視を誘うというのはなんとなく解る。ただここで基本となっているのは元型という概念だから、元型いずこにありや?という部分を深く理解していないと茫漠とした話になってしまう。集合無意識というものをぼんやりと聞きかじってしまっているので、ここでいう無意識は集合無意識のことかな?と思うとますます理解が遠のいて、ふわふわとさまよってしまう。
ところでユングがこの論考を執筆中にも、つぎつぎとU.F.O体験は報告され、まさに論旨を裏付けるものもあれば、幻視とは全く別にレーダーにも写真にも捕らえられてゆくが、当然それらは心理学とは一線を画するものとされる。それはそれとして考えて元型に基づく幻視体験はあるものだということである。
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