漫画家まどの一哉ブログ
「ミイラ物語」
読書
「ミイラ物語」
ゴーチェ 作
古代エジプト。大司祭の娘タホゼールは裕福に暮らしていたが、祭りの日に見初めたヘブライ人ポエリの後を追って姿をくらます。身分を偽ってポエリの経営する農園へまぎれ込んだのだ。しかしある夜ポエリの舟をつけてナイル川を泳ぎ渡ると、たどり着いたヘブライ人の部落にはポエリの愛する人がおり、タホゼールは恋に破れたことを知るのだった。
かたや世界を支配する大王ファラオは、タホゼールを我がものにするべく国中を探しまわり、ついにヘブライ人の部落からタホゼールを略奪してしまう。
一方、虐げられたヘブライの民を導くモーゼはファラオに抗ってエジプトからの脱出を目指す。ここにファラオに仕える学者たちとモーゼの魔法合戦がくりひろげられ、やがて海を割って進むヘブライ人たちを追いかけるファラオの大隊は大波にのまれて消え去ってしまうのであった。
といういきさつが発掘されたミイラに添付されていたというオハナシ。
私小説的な近代文学や身辺雑記、また最新のアンチロマンなどを読んでいると突然イヤになってくる。もっと空想の羽をひろげたものを読みたくなって、今回選んだのがこれ。現実離れしたストーリーに救われた。もちろん世の中空想的な話はゴマンとあるだろうが、なにぶん古いものが好きなもんで…。
「ミイラ物語」
ゴーチェ 作
古代エジプト。大司祭の娘タホゼールは裕福に暮らしていたが、祭りの日に見初めたヘブライ人ポエリの後を追って姿をくらます。身分を偽ってポエリの経営する農園へまぎれ込んだのだ。しかしある夜ポエリの舟をつけてナイル川を泳ぎ渡ると、たどり着いたヘブライ人の部落にはポエリの愛する人がおり、タホゼールは恋に破れたことを知るのだった。
かたや世界を支配する大王ファラオは、タホゼールを我がものにするべく国中を探しまわり、ついにヘブライ人の部落からタホゼールを略奪してしまう。
一方、虐げられたヘブライの民を導くモーゼはファラオに抗ってエジプトからの脱出を目指す。ここにファラオに仕える学者たちとモーゼの魔法合戦がくりひろげられ、やがて海を割って進むヘブライ人たちを追いかけるファラオの大隊は大波にのまれて消え去ってしまうのであった。
といういきさつが発掘されたミイラに添付されていたというオハナシ。
私小説的な近代文学や身辺雑記、また最新のアンチロマンなどを読んでいると突然イヤになってくる。もっと空想の羽をひろげたものを読みたくなって、今回選んだのがこれ。現実離れしたストーリーに救われた。もちろん世の中空想的な話はゴマンとあるだろうが、なにぶん古いものが好きなもんで…。
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