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漫画家まどの一哉ブログ

   
自作怪奇漫画?(1964年)

これもおそらく自分が6~7歳の頃に書いたものと思われます。

最初の見開きはほぼサイレントで、非常に怖い内容の本に悩まされる様子が描かれます。

ところが次の見開きになると、一転して饒舌になり、アホダラ経のようなリズムでもって、この怖い本の由来が語られるといった趣向になっています。当時なんの影響を受けてこんな表現をしたのか、今となってはわかりません。未完です。

   
  

2見開き目から

10「キャー」

11「うわーん、やってきました。と、とうとうこの一瞬のこの怖さ。やった、見た見た。見た見たよ。こんな怖い本を誰が書いた。か、書いた。」

12「はいはいそれは私です。とうとう来ましたこの時が。そのほか来た見たこの本を。「ミイラの世界」に「骸骨市民」、「怪物ニラン」に「地球の最後」。見た聞いた、この話。ハイハイ」

13「バカ野郎、カバ野郎。耳の骨から足の爪。ツーンときたよ、この怖さ。おかげで今夜は眠れない」

14「まあ、おやなんと、なんとなん。私の書いたこの本にケチを付ける気、マントヒヒ。10年9年2年かかって完成したのよこの本は。」

15「早よ行ってこい、バカ野郎。ウチに入ると汚れるわい。この本もやぶいて燃しちまう」

 「ひゃあ神様、ほとけ様」

16「夜中自分の心に話す声。悪魔とはこれだ、これですよ」


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