漫画家まどの一哉ブログ
「霊魂だけが知っている」
読書
「霊魂だけが知っている」
メアリー・ローチ 著
はやりのスピリチュアルや、かつてのニューエイジとは無縁のサイエンス・ライターによる心霊研究といったことならば、昔から大好きだ。やっぱり自分だって死後の魂の存在を全否定して平然としていられるほど強くないもの。はたして霊魂について現代科学はどこまで検証し得たか?
興味深く読んだが、ちょっともの足りなかったのは、8割がかつての歴史上の心霊研究史の愉快な逸話で占められていて、今最先端の研究については少ししか触れてなかったところ。やはり取り上げるに足る成果が少ないのだろうか。
それでも過去の心霊研究は面白かった。ちょうど電話やラジオが普及し始めた頃、人々はすわ霊界とコンタクトできると思ったようだ。そのころのエジソンやテスラのエピソードは有名なものも多いが、やっぱりおもしろい。
近年の研究で気になるのは、電磁波が充満している部屋など、電磁場にさらされると、メラトニンレベルが下がり、脳の右側頭葉に微小発作が起きて幻覚が生じやすくなること。右側頭葉の刺激によって心霊体験が生じることは、立花隆の著作でも触れられていたので、どうやらポイントらしい。
また、人間の耳に聴こえない18〜19ヘルツの超低周波を受けると、血流が下がるなど身体へ悪影響があり、視覚異常をも引き起こす。心霊スポットとは、実は超低周波スポットではないか?
臨死体験の研究も諸説あるわけだが、大脳皮質と脳幹のすべての機能が失われている時に、意識・認知・記憶が機能しているようにみえるというのは驚きだ。つまり肉体としての脳は、幻覚すら見ることができない状態なのだから、肉体外の意識体を考えざるをえないわけだ。
ヴァージニア大学病院のある手術室には、天井近くに開いたノートパソコンが上を向けて置いてある。そこに映し出されている画像は手術台の視点からは誰も見えない。つまり肉体を離れ、天井近くから自分が手術されている様子を見た者にしか見えない仕掛けになっている。この興味深い実験の結果は未だ報告されていないようである。
「霊魂だけが知っている」
メアリー・ローチ 著
はやりのスピリチュアルや、かつてのニューエイジとは無縁のサイエンス・ライターによる心霊研究といったことならば、昔から大好きだ。やっぱり自分だって死後の魂の存在を全否定して平然としていられるほど強くないもの。はたして霊魂について現代科学はどこまで検証し得たか?
興味深く読んだが、ちょっともの足りなかったのは、8割がかつての歴史上の心霊研究史の愉快な逸話で占められていて、今最先端の研究については少ししか触れてなかったところ。やはり取り上げるに足る成果が少ないのだろうか。
それでも過去の心霊研究は面白かった。ちょうど電話やラジオが普及し始めた頃、人々はすわ霊界とコンタクトできると思ったようだ。そのころのエジソンやテスラのエピソードは有名なものも多いが、やっぱりおもしろい。
近年の研究で気になるのは、電磁波が充満している部屋など、電磁場にさらされると、メラトニンレベルが下がり、脳の右側頭葉に微小発作が起きて幻覚が生じやすくなること。右側頭葉の刺激によって心霊体験が生じることは、立花隆の著作でも触れられていたので、どうやらポイントらしい。
また、人間の耳に聴こえない18〜19ヘルツの超低周波を受けると、血流が下がるなど身体へ悪影響があり、視覚異常をも引き起こす。心霊スポットとは、実は超低周波スポットではないか?
臨死体験の研究も諸説あるわけだが、大脳皮質と脳幹のすべての機能が失われている時に、意識・認知・記憶が機能しているようにみえるというのは驚きだ。つまり肉体としての脳は、幻覚すら見ることができない状態なのだから、肉体外の意識体を考えざるをえないわけだ。
ヴァージニア大学病院のある手術室には、天井近くに開いたノートパソコンが上を向けて置いてある。そこに映し出されている画像は手術台の視点からは誰も見えない。つまり肉体を離れ、天井近くから自分が手術されている様子を見た者にしか見えない仕掛けになっている。この興味深い実験の結果は未だ報告されていないようである。
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