漫画家まどの一哉ブログ
「文明は〈見えない世界〉がつくる」 松井孝典
読書
「文明は〈見えない世界〉がつくる」松井孝典 著
磁力・引力・粒子など、人類が〈見えない世界〉の正体を順番に解き明かして文明を築き上げてきた過程を辿る科学史。
一般人でも楽しめるように書かれた科学エッセイはいろいろ読んだが、どうしてもアインシュタインの相対性理論までがなんとか理解できる範囲で、素粒子や不確定性原理となるとだんだん怪しくなり、超弦理論(超ひも理論)となるとやはりついていけない。これを裏付ける数学も数式を使わない形で解説されているとはいえ、自分にはお手上げである。
数多存在するらしい宇宙の中で「我々の存在する宇宙はなぜこの宇宙なのか」という問いと新たな人間原理に関しては過去にも読んだことがある。これも近年の課題であり、ホモサピエンスが外界を脳内にイメージして内部モデルをつくる能力を持ったことにより、他の類人猿から優位に立ったような話も最近耳にする。そして人間界における環境・資源・情報爆発の問題へと話は展開してゆき、この辺りはエントロピーの解説と共に繰り広げられるが、わかりやすいものである。しかしだんだん退屈になっていく。
「文明は〈見えない世界〉がつくる」松井孝典 著
磁力・引力・粒子など、人類が〈見えない世界〉の正体を順番に解き明かして文明を築き上げてきた過程を辿る科学史。
一般人でも楽しめるように書かれた科学エッセイはいろいろ読んだが、どうしてもアインシュタインの相対性理論までがなんとか理解できる範囲で、素粒子や不確定性原理となるとだんだん怪しくなり、超弦理論(超ひも理論)となるとやはりついていけない。これを裏付ける数学も数式を使わない形で解説されているとはいえ、自分にはお手上げである。
数多存在するらしい宇宙の中で「我々の存在する宇宙はなぜこの宇宙なのか」という問いと新たな人間原理に関しては過去にも読んだことがある。これも近年の課題であり、ホモサピエンスが外界を脳内にイメージして内部モデルをつくる能力を持ったことにより、他の類人猿から優位に立ったような話も最近耳にする。そして人間界における環境・資源・情報爆発の問題へと話は展開してゆき、この辺りはエントロピーの解説と共に繰り広げられるが、わかりやすいものである。しかしだんだん退屈になっていく。
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