漫画家まどの一哉ブログ
「街灯」
映画(mixi過去日記より)
「街灯」
監督:中平康
原作:永井龍男
出演:月丘夢路 南田洋子 葉山良二 岡田眞澄
1957年
銀座に華やかな洋裁店を経営するマダム(月丘夢路)と、そこで働く若きツバメながら、次々と女に手を出す優男(岡田眞澄)。マダムの友人で、やはりささやかな洋裁店を営む女性(南田洋子)と、落とした定期が縁で近づきになる保険会社の社員(葉山良二)。この二組を中心に、金持ちの遊蕩娘や金をたかるゴロつき達も登場して進む、ほのかな恋愛コメディ。
始まってすぐ、そのテンポのよい場面の切り替えや、話の進行に引き込まれてしまった。
大爆笑するギャグはなく、ゆったりと長く感情を描いたりもしない。恋もほんの芽生え程度で、極端な感情の高ぶりに寄らずに、ほんの小さな面白いことをいっぱい作って、全くムダ無く繋いでいく方法が観ていて気持ちよい。
例えば、遊び人の金持ち令嬢が、プレイボーイの青年(岡田眞澄)の実家を訪れてみると、どぶの流れる裏長屋。令嬢が一人乗りのコンパクトカー(メッサーシュミット)で乗り付けた時に、近所のはな垂れっ子たちが、「おもしろい自動車がきたぞー!」と、取り巻きにくるところが愉快だった。
個人的には、若い南田洋子が可愛い。大地真央から瀬戸朝香ラインを彷彿とさせる、オデコに主張があって、鼻の付け根の低い顔立ち。
映画に疎いが、中平康という人が、日本の名監督らしいので観てみました。よかったです。
原作が永井龍男だから、名人永井龍男を読み返してもいいかもしれない。
「街灯」
監督:中平康
原作:永井龍男
出演:月丘夢路 南田洋子 葉山良二 岡田眞澄
1957年
銀座に華やかな洋裁店を経営するマダム(月丘夢路)と、そこで働く若きツバメながら、次々と女に手を出す優男(岡田眞澄)。マダムの友人で、やはりささやかな洋裁店を営む女性(南田洋子)と、落とした定期が縁で近づきになる保険会社の社員(葉山良二)。この二組を中心に、金持ちの遊蕩娘や金をたかるゴロつき達も登場して進む、ほのかな恋愛コメディ。
始まってすぐ、そのテンポのよい場面の切り替えや、話の進行に引き込まれてしまった。
大爆笑するギャグはなく、ゆったりと長く感情を描いたりもしない。恋もほんの芽生え程度で、極端な感情の高ぶりに寄らずに、ほんの小さな面白いことをいっぱい作って、全くムダ無く繋いでいく方法が観ていて気持ちよい。
例えば、遊び人の金持ち令嬢が、プレイボーイの青年(岡田眞澄)の実家を訪れてみると、どぶの流れる裏長屋。令嬢が一人乗りのコンパクトカー(メッサーシュミット)で乗り付けた時に、近所のはな垂れっ子たちが、「おもしろい自動車がきたぞー!」と、取り巻きにくるところが愉快だった。
個人的には、若い南田洋子が可愛い。大地真央から瀬戸朝香ラインを彷彿とさせる、オデコに主張があって、鼻の付け根の低い顔立ち。
映画に疎いが、中平康という人が、日本の名監督らしいので観てみました。よかったです。
原作が永井龍男だから、名人永井龍男を読み返してもいいかもしれない。
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