漫画家まどの一哉ブログ
「現金(げんなま)に体を張れ」
映画(mixi過去日記より)
「現金(げんなま)に体を張れ」The Killing
スタンリー・キューブリック監督
自分のような映画に疎い人間でも、わずか数作観たキューブリックはみな面白い。
競馬場の金庫から200万ドルの強奪計画をたてた男達。本命の馬をレース中に狙撃、また喧嘩騒ぎを起こして警官が出払っているスキをついて、まんまと現金の強奪に成功。あとは再び集合して山分けするだけかに見えたが、計画を嗅ぎ付けた欲深い女の手によって狂い始める…。
登場人物のわかりやすい性格設定。見た目もいかにもといった感じの気弱そうな小男やずるそうな女など。心理描写もさほど踏み込まず、すべてはストーリーのために徹底してムダが省かれている。
犯罪劇に親しんでいる人からしたら、どの程度の出来のネタなのかはわからないが、退屈しなかった。散漫な画面やダラダラした展開がないから観れた。それがキューブリックの手腕なのかどうか、映画通でないのでわからないが。
ぜひ手塚治虫に漫画にしてもらいたいところです。サクサク進むコマ展開や、手塚得意の暴力シーンが思い浮かぶよ。今の描き手なら細かく描写するつもりで、緩急失敗しそうです。
「現金(げんなま)に体を張れ」The Killing
スタンリー・キューブリック監督
自分のような映画に疎い人間でも、わずか数作観たキューブリックはみな面白い。
競馬場の金庫から200万ドルの強奪計画をたてた男達。本命の馬をレース中に狙撃、また喧嘩騒ぎを起こして警官が出払っているスキをついて、まんまと現金の強奪に成功。あとは再び集合して山分けするだけかに見えたが、計画を嗅ぎ付けた欲深い女の手によって狂い始める…。
登場人物のわかりやすい性格設定。見た目もいかにもといった感じの気弱そうな小男やずるそうな女など。心理描写もさほど踏み込まず、すべてはストーリーのために徹底してムダが省かれている。
犯罪劇に親しんでいる人からしたら、どの程度の出来のネタなのかはわからないが、退屈しなかった。散漫な画面やダラダラした展開がないから観れた。それがキューブリックの手腕なのかどうか、映画通でないのでわからないが。
ぜひ手塚治虫に漫画にしてもらいたいところです。サクサク進むコマ展開や、手塚得意の暴力シーンが思い浮かぶよ。今の描き手なら細かく描写するつもりで、緩急失敗しそうです。
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