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漫画家まどの一哉ブログ

   
「トランスポーター2」
映画(mixi過去日記より)
「トランスポーター2」
監督 ルイ・レテリエ
製作 リュック・ベッソン
出演 ジェーソン・ステーサム

2005年

以前、前作「トランスポータ-」をチラ観して、面白かったので観てみた。

政治家の息子が誘拐されるが、犯行組織の目的は身代金ではなく、少年を介して政府に病原菌をばらまくことだった。主人公は本来「運び屋」だが、今回は少年救出&悪者退治に奮闘する。と、話の骨格は簡単。加えて、少年の母親の愛と、家族を放っておいた政治家の父、その確執も盛り込んで、ヒューマンドラマ仕立てもトッピング済みです。

登場人物が典型的すぎてアホみたいだが、これは描きたいのがアクションで、それ以外の設定を単純にしておかないと、アクションがぼやけるから。そしてそのアクションを痛快にするためには、敵役がいかにも悪者だと一目で分かるヤツでないとだめだ。漫画のようにデフォルメされた、非日常の世界からやってきたヤツ。
その意味で、この作品では、常時下着姿の殺人狂のネエチャン(ケイト・ノタ)が、イカレていて、魅力たっぷりだった。あんな細腕で重いマシンガン2丁連射できるわけないやん!いやいやいいんです。CG技術の発達のせいで、アクションシーンもだんだん過剰になり、全編「そんなこと出来るわけないやろ!」というツッコミどころ満載で構成されるようになったのです。その分、画面から来る情報量が多すぎて、肩の凝らないモノを観ようと思ったのに、脳が疲れた。

古くさいけどCG止めて、人間の脳が自然と認識できる範囲の画像に限定して、実力カンフーとカースタントで一発撮りしたほうが、かえってリアルに感じて良いのではないか?ストーリーも、もう少し屈折した設定でお願いしますよ。

よーし俺もカーアクション描くぞ!ただし牛車だ!

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