漫画家まどの一哉ブログ
「日米戦争と戦後日本」 五百旗頭 真
読書
「日米戦争と戦後日本」五百旗頭 真 著
終戦から占領、講和に至るまでのアメリカの対日政策を解説。「敗北を抱きしめて」や「東京アンダーグラウンド」は楽しく読んだ記憶はあるが、通史というとよく知らないので教科書的なつもりで読んだが、五百旗頭真の筆は結構ノリが良くて読み物として飽きることなく読めた。アメリカが大戦開始とともにすでに戦勝後の占領政策を検討していたのには驚いた。
「日米戦争と戦後日本」五百旗頭 真 著
終戦から占領、講和に至るまでのアメリカの対日政策を解説。「敗北を抱きしめて」や「東京アンダーグラウンド」は楽しく読んだ記憶はあるが、通史というとよく知らないので教科書的なつもりで読んだが、五百旗頭真の筆は結構ノリが良くて読み物として飽きることなく読めた。アメリカが大戦開始とともにすでに戦勝後の占領政策を検討していたのには驚いた。
天皇を処罰対象とすることや京都を原爆によって壊滅させることは、その後の日本人との友好政策を考えて中止されたようだ。知日派とよばれる人たちの天皇に対する評価が高すぎるような気がした。占領国がここまで介入して民主化政策をまがりなりにも成功させた例はなかなかないそうだが、それだけ日本をよく研究していたということだろうか。
ところでこの占領の事実自体がもう現在では知られてなくて、若い世代には捏造レベルの話に思われそうだが、ほんとうはかなり重要な歴史事実ではなかろうか。
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