漫画家まどの一哉ブログ
「ドン・ジュアン」 モリエール
読書
「ドン・ジュアン」モリエール 作
モリエールはこの作品を経済的な必要に迫られて大急ぎで作ったらしいけど、何種類もの劇作がすでに出て世間で有名なこの作品の、面白い部分だけつなぎ合わせたものに、さらに盛り付けて仕上げたような感じだ。だから時間的推移を無視してどんどん別のエピソードに飛んでいくが、それがまったく気にならず、主人公ドン・ジュアンの放埓ぶりがよりエスカレートして愉快だ。
ドン・ジュアンは女たらしとして理解していたが、この作品ではさらに無神論者としての逸脱ぶりが大いに描かれている。この二つは必ずしも同一人物に並存していなければならないわけではないとは思うが、神をも恐れぬ男ゆえの無軌道ぶりというこの設定が痛快で、さらに話が面白くなったと思う。
それにしてもひどいやつだな。
「ドン・ジュアン」モリエール 作
モリエールはこの作品を経済的な必要に迫られて大急ぎで作ったらしいけど、何種類もの劇作がすでに出て世間で有名なこの作品の、面白い部分だけつなぎ合わせたものに、さらに盛り付けて仕上げたような感じだ。だから時間的推移を無視してどんどん別のエピソードに飛んでいくが、それがまったく気にならず、主人公ドン・ジュアンの放埓ぶりがよりエスカレートして愉快だ。
ドン・ジュアンは女たらしとして理解していたが、この作品ではさらに無神論者としての逸脱ぶりが大いに描かれている。この二つは必ずしも同一人物に並存していなければならないわけではないとは思うが、神をも恐れぬ男ゆえの無軌道ぶりというこの設定が痛快で、さらに話が面白くなったと思う。
それにしてもひどいやつだな。
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