漫画家まどの一哉ブログ
「サイコパス」 中野信子
読書
「サイコパス」中野信子 著
興味本位で人を殺してみて何とも思わない学生の事件など、ああサイコパスかな…と思っていたので、興味本位で購入。
「殺人や詐欺を犯して平然としている。人の悲しみや苦しみに対する共感性がない。平気で嘘をついて、それがバレても何とも思わない。言うことが平気でコロコロ変わる。外交的で派手で魅力的で人をたらしこむ。」こういう典型的なサイコパスに出会ったことはないが、嘘つきなら誰でも何人か体験しているかもしれない。
著者は脳科学者。扁桃体の活動が低い・扁桃体と前頭前皮質の結びつきが弱いなど、脳科学の発達によりサイコパスの原因の一端が見えてきた。もちろん環境その他社会的要因もある。それより自分が若い頃に比べて精神分析や心理学の位置が低下し、脳科学に席を譲っている実感が、やっぱりそうなんかなあと再確認できる。
人類の歴史の中で常に数パーセントの割合で残ってきたサイコパス。その戦争や過酷な生存競争を戦い抜く役割がなんとも皮肉なものだ。
「サイコパス」中野信子 著
興味本位で人を殺してみて何とも思わない学生の事件など、ああサイコパスかな…と思っていたので、興味本位で購入。
「殺人や詐欺を犯して平然としている。人の悲しみや苦しみに対する共感性がない。平気で嘘をついて、それがバレても何とも思わない。言うことが平気でコロコロ変わる。外交的で派手で魅力的で人をたらしこむ。」こういう典型的なサイコパスに出会ったことはないが、嘘つきなら誰でも何人か体験しているかもしれない。
著者は脳科学者。扁桃体の活動が低い・扁桃体と前頭前皮質の結びつきが弱いなど、脳科学の発達によりサイコパスの原因の一端が見えてきた。もちろん環境その他社会的要因もある。それより自分が若い頃に比べて精神分析や心理学の位置が低下し、脳科学に席を譲っている実感が、やっぱりそうなんかなあと再確認できる。
人類の歴史の中で常に数パーセントの割合で残ってきたサイコパス。その戦争や過酷な生存競争を戦い抜く役割がなんとも皮肉なものだ。
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