漫画家まどの一哉ブログ
「ゴールキーパーの不安」
映画(mixi過去日記より)
「ゴールキーパーの不安」
ヴィム・ヴェンダーズ監督
サッカーの試合中、審判の判定に抗議したゴールキーパーの主人公は退場。そのまま街を彷徨ううち、映画館の窓口嬢と親しくなり、一夜をともにするが、翌朝ふとしたはずみで彼女を殺害してしまう。一応証拠となる指紋を拭き取った後、むかしの女が経営する酒場のある、田舎町へと逃避するが、緊迫感はまるでない。村でのホテル暮らしも、まったくのんびりしたもので、ただだらだらと毎日を過ごす。
全編主人公の自堕落な日常が、淡々と描かれるだけで、殺人事件の行方は何処へやらというのが面白かった。これがヴェンダーズのロードムービーというやつか。以前劇場で「さすらい」を観た時にはひたすら退屈だったが、この作品は同じような何も起きない日常風景ながら、主人公の浮き草感がよかった。気合い入れて見入るのではなく、ラクに眺めてられる。
「ゴールキーパーの不安」
ヴィム・ヴェンダーズ監督
サッカーの試合中、審判の判定に抗議したゴールキーパーの主人公は退場。そのまま街を彷徨ううち、映画館の窓口嬢と親しくなり、一夜をともにするが、翌朝ふとしたはずみで彼女を殺害してしまう。一応証拠となる指紋を拭き取った後、むかしの女が経営する酒場のある、田舎町へと逃避するが、緊迫感はまるでない。村でのホテル暮らしも、まったくのんびりしたもので、ただだらだらと毎日を過ごす。
全編主人公の自堕落な日常が、淡々と描かれるだけで、殺人事件の行方は何処へやらというのが面白かった。これがヴェンダーズのロードムービーというやつか。以前劇場で「さすらい」を観た時にはひたすら退屈だったが、この作品は同じような何も起きない日常風景ながら、主人公の浮き草感がよかった。気合い入れて見入るのではなく、ラクに眺めてられる。
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