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「劇場」 ブルガーコフ
読書
「劇場」ミハイル・ブルガーコフ 作

ブルガーコフ自身の作家人生をモデルに描かれた晩年の未完作品。第二部に入ったところで終わっているが、それまでの第一部の展開だけで充分面白い。主人公は作家として一部識者の目に止まり、劇作家としても作品が採用される。そしていよいよ自作戯曲が舞台にかけられようかというところで暗礁に乗り上げるのだが、そのいきさつがカフカ的迷宮を行くようで、だが実際こんなこともあるだろうなという理不尽ななりゆき。劇場の運営もすんなり合理的にいくものではないようだ。

ブルガーコフの作品は何気ないくだりでも、そこはかとなくユーモラスで、読んでいてただでは済まない雰囲気がある。ニヤついてしまう。美しさを鑑賞するといったタイプではないが、一行一行が捨てがたい味わいがあり、とくにセリフのやり取りなどは実に人間味溢れたおかしさに満ち溢れたものだ。

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