漫画家まどの一哉ブログ
「いやいやながら医者にされ」 モリエール
「いやいやながら医者にされ」
モリエール 作
(岩波文庫)
夫婦喧嘩のはらいせに、女房によって医者であるとの噂を流されたきこりの夫。そして巻き起こる騒動。傑作喜劇。
かなりドタバタと謂わゆるコント芝居が続いて、正真正銘の笑うための喜劇だなあと思う。すぐに棍棒で相手をぶんなぐるという手荒なシーンも多く、セリフもわざとらしい田舎訛りも多用した簡単なもの。許されない結婚を成就させるために一芝居うつところなど、典型的な新喜劇風味。それでも嫌な印象はないのは時代が離れているためか、訳文がいいからか、やはり原作がおもしろいからか、充分楽しめた。
それにしても1600年代後半の作品だが、すでにラテン語は知っていれば尊敬される教養の代表扱いであったことがわかる。
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- 2022/06/11 (Sat)
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