漫画家まどの一哉ブログ
「白い果実」
読書mixi過去日記より
「白い果実」
ジェフリー・フォード作(2004年 国書刊行会)
1998年世界幻想文学大賞受賞作。
独裁者ビロウが支配する理想形態都市(ウェルビルトシティ)。主人公の一級観相官クレイはビロウの命を承けて、辺境の鉱山の街アナマソビアへ赴く。この世の楽園に実るという「白い果実」を手に入れるために…。
予備知識無しで読みだして、始めて気付いた。これってエンターテイメント!
娯楽の王道を行くストーリー構成。ちゃんと怪物との戦闘シーンなんかもあって笑ってしまう。だが、スパイア鉱石を掘り続けたあげく青く石化する人々。人間の外見・体格などを精密に観測し、性格・能力までも決定する観相学。人間並みに進化させられた猿の管理人、などなど、繰り広げられる空想的イメージがただごとではない、奇想文学の怪作!
冒険ファンタジーといっても流行っているものには、RPGの世界でおなじみのネタが多いが、既成のイメージに浸って安心してると、脳が劣化するんじゃないかと思う。未知の空想世界に独力でついていかなければ。
「白い果実」
ジェフリー・フォード作(2004年 国書刊行会)
1998年世界幻想文学大賞受賞作。
独裁者ビロウが支配する理想形態都市(ウェルビルトシティ)。主人公の一級観相官クレイはビロウの命を承けて、辺境の鉱山の街アナマソビアへ赴く。この世の楽園に実るという「白い果実」を手に入れるために…。
予備知識無しで読みだして、始めて気付いた。これってエンターテイメント!
娯楽の王道を行くストーリー構成。ちゃんと怪物との戦闘シーンなんかもあって笑ってしまう。だが、スパイア鉱石を掘り続けたあげく青く石化する人々。人間の外見・体格などを精密に観測し、性格・能力までも決定する観相学。人間並みに進化させられた猿の管理人、などなど、繰り広げられる空想的イメージがただごとではない、奇想文学の怪作!
冒険ファンタジーといっても流行っているものには、RPGの世界でおなじみのネタが多いが、既成のイメージに浸って安心してると、脳が劣化するんじゃないかと思う。未知の空想世界に独力でついていかなければ。
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