漫画家まどの一哉ブログ
「シモーヌ」vol.1 特集:シモーヌ・ド・ボーヴォワール
読書
「シモーヌ」vol.1
特集:シモーヌ・ド・ボーヴォワール
(現代書館)
「雑誌感覚で読めるフェミニズム入門ブック」創刊号。
巻頭特集は70年後の「第二の性」ということでボーヴォワールの紹介だが、とっても面白い。「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」という有名なフレーズとともに生まれたジェンダー概念。入門書ということからか論考として深く切り込んでいくというより、ボーヴォワールその人の人生・エピソードを交えて紹介。歴史的な読み物としても面白く、著作は当然古典であり魅力的だ。「第二の性」以外にも自伝的な小説やエッセイがたくさんあり、すべては現在絶版となっているものの機会があれば触れてみるのもいいかもしれない。
冊子後半は現在さまざまな局面で活動するジャーナリストや研究者のエッセイが並ぶがどれもごく短いもの。ほんとうのところは語り尽くせない大問題が含まれているところだが、これも入門ブックならではの近づきやすさにとどめているのかもしれない。手に取りやすい一冊。
「シモーヌ」vol.1
特集:シモーヌ・ド・ボーヴォワール
(現代書館)
「雑誌感覚で読めるフェミニズム入門ブック」創刊号。
巻頭特集は70年後の「第二の性」ということでボーヴォワールの紹介だが、とっても面白い。「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」という有名なフレーズとともに生まれたジェンダー概念。入門書ということからか論考として深く切り込んでいくというより、ボーヴォワールその人の人生・エピソードを交えて紹介。歴史的な読み物としても面白く、著作は当然古典であり魅力的だ。「第二の性」以外にも自伝的な小説やエッセイがたくさんあり、すべては現在絶版となっているものの機会があれば触れてみるのもいいかもしれない。
冊子後半は現在さまざまな局面で活動するジャーナリストや研究者のエッセイが並ぶがどれもごく短いもの。ほんとうのところは語り尽くせない大問題が含まれているところだが、これも入門ブックならではの近づきやすさにとどめているのかもしれない。手に取りやすい一冊。
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