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漫画家まどの一哉ブログ

   
「巴里の憂鬱」
読書(mixi過去日記より)
「巴里の憂鬱」
ボードレール
三好達治

散文詩っていいですねえ。
ボクはむかしから、詩が苦手で、分からないことはないが、どうにも韻文というのがあかん。あの段落をぷつぷつ切っていく表現がどうも自分の脳に合わない。

小説の文体を鑑賞しながら読むほうではあるけれども、詩の形にされるとまるで違う世界だ。現代詩文庫近代詩編を集めていたこともあったが、とっくの昔に売り払ってしまった。

でも散文詩のように、散文のカタチをとってあるものはとても楽しい。一応のスジがあるものも面白いし、ただただ美的イメージを拡げて見せてくれるものも楽しい。だが散文詩自体が世の中にあまりないようで、一番好きなアポリネール以外では、ロートレアモン、このボードレール、日本人では萩原朔太郎の「猫街」その他ぐらいか。
詩人はやっぱり韻文を操ってこそ、創作のしがいもあるものだろうか?
(話はそれるが、ストーリー漫画家のボクから見ると、斎藤種魚さんのコマつなぎは詩人に思える。)

というわけでボードレール「巴里の憂鬱」
ひとつひとつの作品解説はしないが、また全体を評論する能力も自分にはないが、酔えますよ。「酔え」という作品もあります。
「今こそ酔うべきの時なれ!虐げらるる奴隷となって、時間の手中に堕ちざるために、酒によって、詩によって、はた徳によって、そは汝の好むがままに、酔え、絶えず汝を酔わしめてあれ!」
てなぐあいです。「けしからぬ硝子屋」が有名かな。「貧民を撲殺しよう」という作もおもしろい。

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