漫画家まどの一哉ブログ
「最強に面白い 無」 和田純夫 監修
「最強に面白い 無」
和田純夫 監修
(ニュートン超図解新書)
雑誌Newtonが新書版になった超図解シリーズ。数学から自然界、宇宙、素粒子までに及ぶ「無」とは何か?
この超図解シリーズ。初めて手に取ったが、総ルビであり記事量は極めて少なく概念図的なイラストが豊富。かといって学童用というものでもないらしい。もちろん私レベルでは知っているようではっきりとは知らないことが無闇に多く、いずれにしろ哲学的に「無」を弄ぶよりは納得がいく。
なにもないはずの真空中で素粒子は生成と消滅をくりかえしている。陽子の中の真空にはグルーオンなどのクォーク、宇宙にはダークマターなどなどなど…真空はにぎやか。最終章では特異点から膨張する宇宙。そしてビレンキンの「無」から生まれた宇宙創生論と進むが、宇宙の卵となるものが最初の「無」の状態からなぜ生まれたのか?
「無」は存在しないということだが、私は容易にイメージがつかめなくて、「無」が存在している場を想定してしまう。場がなければどうして「無」があるのか?「無」があるという考え方がおかしいのか。これはやはり私が「無」自体を理解していなくて、なにもないということがよくわかっていないせいであろう。「無」から「有」へのジャンプが不思議すぎる。
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