漫画家まどの一哉ブログ
無頼派の思い出1
mixi日記より
たぶん77年か78年ころかな、阿佐ヶ谷の高瀬コーポにアベシンを訪ねたことがある。(「消えた漫画家」の中でチラと触れてあったかな?)前の日に夫婦喧嘩をして、ものを投げたらアパートの玄関ドアにあたって、ガラスにヒビが入り、とっさに喧嘩のことを忘れて弁償のことで頭がいっぱいになった。なんて話を聞いた。「まどのくんの絵は粘りがあっていい」といわれた。
ちょうど氏が「高橋信次の宗教法人GLA」に凝り出したころで、悪霊についてレクチャーを受けたがよくわからなかった。そのGLAのカセットテープを一日中かけていると、「隣近所の人からあそこは宗教に入ってると思われちゃうよ」と笑いながら話していたのがどう考えても変だ。
後日鈴木翁二さんに安部さんは宗教に入りましたよと言うと、「そうなんだよ、なんでもすぐ飽きるから、そのうち抜けると思うんだけどね」とやや心配していた様子だったが、その後てんで抜けなかったのはみなさんもご承知の通りだ。
インタビュー記事を読むと、その宗教がアベシンから長い年月を奪ったことに、ようやく本人も気付いているようだが、どっこいこの前読ませてもらった漫画原作は、モーゼや法然の生まれ変わりがどうだのこうだのと、相変わらずだった。
たぶん77年か78年ころかな、阿佐ヶ谷の高瀬コーポにアベシンを訪ねたことがある。(「消えた漫画家」の中でチラと触れてあったかな?)前の日に夫婦喧嘩をして、ものを投げたらアパートの玄関ドアにあたって、ガラスにヒビが入り、とっさに喧嘩のことを忘れて弁償のことで頭がいっぱいになった。なんて話を聞いた。「まどのくんの絵は粘りがあっていい」といわれた。
ちょうど氏が「高橋信次の宗教法人GLA」に凝り出したころで、悪霊についてレクチャーを受けたがよくわからなかった。そのGLAのカセットテープを一日中かけていると、「隣近所の人からあそこは宗教に入ってると思われちゃうよ」と笑いながら話していたのがどう考えても変だ。
後日鈴木翁二さんに安部さんは宗教に入りましたよと言うと、「そうなんだよ、なんでもすぐ飽きるから、そのうち抜けると思うんだけどね」とやや心配していた様子だったが、その後てんで抜けなかったのはみなさんもご承知の通りだ。
インタビュー記事を読むと、その宗教がアベシンから長い年月を奪ったことに、ようやく本人も気付いているようだが、どっこいこの前読ませてもらった漫画原作は、モーゼや法然の生まれ変わりがどうだのこうだのと、相変わらずだった。
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